セキュリティは性善説に立つべきか、性悪説に立つべきか。 – 5月 25th, 2013

ETCカードとはそもそも自動料金支払いシステムのことで、高速道路の料金所を現金を用意しなくてもカード1枚で通過できるようにしたシステムのことです。

ところがこのETCカード(ETCシステム)が設置された場所が無人であるのをいいことに、ゲートを無理やり突破して逃げるという輩(やから)がときどきあらわれます。

いわゆる無銭飲食と同様の料金の踏み倒しです。

模倣犯と言ったら良いのでしょうか、こうした犯罪行為は、個人の悪ふざけに留まらず、法人組織の商用トラックにまで及んでいます。

頻発した当初、事態を重く見た国土交通省は調査に乗り出しましたが、その背景には、コストカット(運送料の削減)を強いる親会社の圧力が重くのしかかっていたという事実があることを知り、新たな課題を突き付けられるような恰好になりました。

ETCカード(ETCシステム)に限らず、世の中にあるサービスやシステムの多くは、まさかそのような悪用はされない、性善説という見方と意識のもとで開発されています。

しかし自動化によって人間の目が届かなくなると、必ずそのシステムの隙をついて悪用しようという人間があらわれます。

高速道路料金所、ETCカード(ETCシステム)の付近には防犯カメラが取り付けられていますが、それらは抑止力にしかなりません。

あるいはETCカード(ETCシステム)のゲートを強行突破するような事件が起きたときの犯罪記録・犯罪捜査用にしぁなりません。

ほとんどの効果が事後のセキュリティ対策であって、ほんとうの意味でのセキュリティ対策にはなっていません。

カード発行の枚数やポイント還元率の高低、割引合戦などでしのぎを削る競争も大事ですが、今後は性悪説に立った事前・予防措置としてのシステム開発にも力を入れるべきではないかと考えています。

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